理数教育の発展に向け協定締結・・・・熊本大学と県内８高校

　熊本大学（熊本市中央区黒髪２丁目、小川久雄学長）は９月１４日、県内のスーパーサイエンスハイスクール（ＳＳＨ、光永幸生会長）と理数系の学科・コースを持つ高校８校で組織する「熊本サイエンスコンソーシアム」（ＫＳＣ）と、高大連携・高大接続に関する協定を締結した。
　理数教育の発展と、優秀な理数系人材の育成を目的に締結した。連携・協力内容は�@ＫＳＣに所属する生徒の課題研究や探究活動に対し、同大学が研究支援を行うこと、�A同大学が開講する体験可能な講義、演習、実習などにＫＳＣに所属する生徒が参加すること、�BＫＳＣに所属する生徒が熊本大学に入学後、その成長を追跡・評価する高大接続研究、�C理数系教育の諸課題や優秀な理数系人材に関する情報交換および研究など、�Dその他、両者が協議して必要と認める事項。場所は同大学の工学部百周年記念館。当日は調印式の後、午後２時〜同３時までキックオフイベントを開催した。
　ＳＳＨは科学技術系人材を育成するため文部科学省が指定している高校のこと。県立高校の宇土中学校・宇土高校、鹿本高校、天草高校、熊本北高校、第二高校が指定を受けている。
　熊本サイエンスコンソーシアムはＳＳＨに所属する５校に加え、熊本西高校、大津高校、東稜高校が加盟している。