２０１０年度事業はジェネリック医薬品使用促進など
　協会けんぽ熊本支部　医療費分析も

中小企業の従業員らが加入する健康保険運営の全国健康保険協会（協会けんぽ）熊本支部（熊本市水前寺１丁目、斉藤和則支部長）は、２０１０年度事業でジェネリック医薬品使用促進や健診受診の勧奨、適正化に向けた医療費分析などに取り組む。
２月１５日に開いた０９年度支部評議会で報告した。同支部はこのほど１０年度の保険料率を０９年度より１・１４ポイント高い９・３７％に決めたばかりだが、今後も医療費抑制に向けた事業に取り組む方針。新年度事業はこのほか、レセプト点検業務の実施や給付業務における不適切な申請に対する審査、特定保健指導対象者への特定保健指導の強化、事業所でのセミナー開催など。
同支部であった評議会には企業経営者や学識経験者ら委員８人が出席。今回の保険料率決定までの経緯も報告され、委員からは今後の保険料率アップの可能性や国庫補助率引き上げに対する要望などについて意見、質問が出された。 （川野）