２億９千万円を投じて寮施設を新築移転
　玉名女子高等学校　来年３月完成

（学）玉名白梅学園玉名女子高等学校（玉名市岩崎、小篠健一理事長）は来年３月、約２億９千万円を投じて敷地内に学生寮施設「白梅寮」を新築移転する。
場所は看護専攻科校舎西側の第２グランド。既存の白梅寮の老朽化に伴い、かねてから計画していたもの。建物は建築面積約８４６�u、鉄筋コンクリート造り３階建て、延べ床面積約２４５９�u。１階は食堂、厨房（ちゅうぼう）、浴室などの共同スペースと寮監室、寮母室のほか、中央部に中庭を配置。隣接する食堂などと一体として使用することで大人数のイベントなどでも利用する。２・３階には４人部屋を計４１室と、勉強や談話などに使用する共有のフリースペースを各４室。３階に茶室としても利用できる和室を設ける。収容人数は１６４人。屋上は洗濯室と物置場を配置する。
同校では「女子だけの寮なので防犯やプライバシー面を考慮した。セキュリティーシステムを完備し、外部に対してはある程度閉じられ、内部には中庭のある開放的な空間で採光と風通しを充分に確保した。本校には九州各県や九州外出身者の寮生もいる。快適で落ち着いた学習や部活動ができる環境を整え、高校３年間を充実したものにしてほしい、という願いを込めて設計している。日本一の女子教育を目指したい」と話している。 （宮�ｱ）