星野リゾートに温泉旅館「界　ＡＳＯ」の運営を委託
　オーバル　集客力向上目指す

�潟qューマン（合志市福原、工藤正也社長）関連会社で温泉旅館「界　ＡＳＯ」（大分県玖珠郡九重町）を運営する�潟Iーバル（益城町田原、同社長）は５月、リゾート・温泉旅館経営の�叶ｯ野リゾート（長野県、星野佳路社長）と業務提携した。
旅館の運営委託契約を結び、星野リゾートに「界　ＡＳＯ」の運営を委託。名称を「星野リゾート　界　ＡＳＯ」に変更した。同社が持つネットワークを生かした集客力の向上を狙う。オーバルは「界　ＡＳＯ」の所有者として設備投資などを担当、星野リゾートは集客、予約オペレーション、管理やサービス提供など旅館の運営全般を担う。星野リゾートは直営で「星のや　軽井沢」「星のや　京都」の温泉旅館を経営。「リゾート運営の達人になる」をビジョンに掲げ、多くの旅館・リゾートの再生を成功させており、運営受託の形態で温泉旅館、リゾートホテルなどの全国展開を進めている。九州での展開は初めて。
「界　ＡＳＯ」は２００６年６月に開業。瀬の本高原、国立公園内の約２万６４００�uの敷地に、全１２棟の客室（離れ）がある。客室は定員２人・６３�uのＡタイプが８室、定員４〜５人・７８�uのＢタイプが４室。各部屋に内風呂と露天風呂を備えている。宿泊料金は１泊１人４万７千４百円〜で、富裕層を主な対象にした高級旅館。
同社は「ハイエンド層を対象にした旅館として、サービスの質の充実、界ＡＳＯのブランド価値向上に力を注いできた。業務提携によりこれまでの取り組みが継承され、さらに発展させることができる」と話している。 （柳川）