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連結売上高は0・3%減の211億8300万円
 九州産交HD 経常赤字5億5600万円

九州産業交通ホールディングス梶i矢田素史社長)の2011年3月期連結業績は、売上高が前期比0・3%減の211億8300万円、経常損益は5億5600万円の赤字(前期は3億500万円の赤字)だった。
事業別では、主力の自動車運送事業は1・2%減の70億7200万円。高速バス事業で、高速道路料金割り引きで高速バス利用者がマイカーにシフトしたことなどが影響した。食堂・売店事業は1・7%減の59億4千万円。阿蘇くまもと空港や高速道路利用者減に伴い、空港店舗やサービスエリア店舗が不調だった。旅行業は1・7%増の34億3500万円。新型インフルエンザの影響を受けていた前期に比べ、アジアからの観光客増により増収となった。不動産賃貸業は1・7%減の16億1700万円。航空代理店業は12・6%減の6億9800万円。昨年10月31日付で日本航空の地上業務受託契約が解消、減収要因となった。付帯事業は9・1%増の24億1900万円。
費用面では、省エネ運転の徹底や軽油調達方法の見直しなどの改善策を講じたものの、軽油価格が高騰し大幅な費用増加となった。
また、特別利益に補助金など19億2100万円、特別損失に資産除去債務会計基準の適用による影響額4400万円を計上。当期純利益は20・5%減の7億4200万円となった。

取締役に蓑田幸男執行役員

また同社は、取締役に蓑田幸男執行役員シェアードサービスグループリーダーの新任を内定した。山村啓常務は退任する。6月24日に開催する株主総会と取締役会で正式に決める。
蓑田幸男(みのだ・ゆきお)氏は山江村出身、1962(昭和37)年2月3日生まれ、49歳。81年九州産交入社、レストラン産交勤務などを経て、2007年九州産交HD経営企画室長、10年6月から執行役員シェアードサービスグループリーダー。
同社グループの役員人事では、九州産交ランドマーク鰍フ取締役に松原靖営業本部S&R事業部長の新任が内定した。同じく6月24日付。
松原靖(まつばら・やすし)氏は山鹿市出身、1959(昭和34)年9月15日生まれ、51歳。86年九州産交入社、2004年レストラン事業部SA担当課長兼北熊本SA下り店長、06年SA事業部次長、07年九州産交ランドマーク営業本部SA事業部長などを経て、08年6月から同社営業本部S&R事業部長。 (佐藤奈)
週刊経済:2011年6月21日発行 No.1627

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