人材育成、販路開拓など知事に提言
 県工業連合会

（一社）熊本県工業連合会（熊本市東区東町３丁目、足立國功会長）は１０月２日、人材育成、販路開拓などへの対応を求める施策をまとめ、蒲島郁夫知事に提言した。
同提言は、新しいビジネスの創出、不足する人材の育成・確保、新たな販路の開拓・拡大などによって、地域のさらなる経済発展・活性化に向け総力を結集し対応していくことを求める内容。具体的には、不足する人材の確保および育成に関しては�@外国人向け日本語教育の拠点づくり�AＵターンなど若年労働者への就職ケアを進める体制づくり�B企業と学校および行政の連携活動への支援。新たな販路の開拓・拡大に関しては�@ファンドとの連携�Aグローバルビジネスへの展開・支援�Bアジアの需要の取り込み。新しい産業・事業の創出に関しては�@グローバルニッチトップ産業の創出�A林業との連携・支援�B情報システム産業ならびにコンテンツ産業およびクリエイティブ産業の支援�C産業観光の具体化などを挙げている。このほか熊本港および八代港の港湾機能の整備・支援、仕事と生活を両立できる熊本の魅力創造に関する支援などを盛り込んだ。提言を受けた蒲島知事は「今後の県政運営に役立てたい」と話した。