苓北町に県内初の介護医療院開設・・・・天草慈恵病院

　社会医療法人稲穂会天草慈恵病院（苓北町上津深江、永野忠相理事長）は１０月１日、同院内に県内で初となる介護施設・介護医療院を開設した。
　介護医療院とは、医療的機能と生活施設を兼ね備えた介護保険施設で、昨年４月に厚生労働省が創設した。天草西側地域の高齢化を受け、医療施設から在宅介護への切り替えが困難な高齢者の受け入れに注力する。
　同院はこれまで療養病床として使用してきた建物を介護医療院に切り替え、４９床を設置。部屋数は２人部屋が１１室、３人部屋が１室、４人部屋が６部屋の計１８室。入居者同士の間に間仕切りを設けるなど、プライバシーの確保に重点を置いている点が特徴。入居者には担当医が付くほか、同院の看護師、介護士らが常駐する。
　天草慈恵病院は１９６９年永野医院として開院し、８５年現名称に変更。病床数は１２０床。診療科目は内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、小児科、発達小児科、精神科、外科、整形外科、泌尿器科、皮膚科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、血液透析、眼科。従業員数は２６０人。