医院に組織変更し施設を全面リニューアル・・・・やましろ病院

　医療法人社団健友会やましろ病院（熊本市中央区坪井１丁目、山城健一院長）は、４月１日付で医療法人社団やましろ医院に組織変更、院長に北川祐介医師が就任した。９月初旬オープンを目指し現在施設のリニューアルを実施している。
　同病院は、これまでの内科、整形外科、リハビリテーション科、訪問診療、健康診断、予防接種などの診療科目に加え、消化器内科（胃・大腸カメラ）、皮膚科、美容皮膚科、オンライン診療などを新たに導入、さらに病床をなくし病院から医院への転換を図った。特に皮膚科では美容施術の分野も採り入れ、医療をベースとした安全な美容のスタイルを提案するという。施設計画では鉄筋コンクリート造り６階建て（延べ床面積１３７５�u）の既存の病院施設を、病床フロア（４９床）を無くし全面的にリニューアルする。１階は受付フロア、治療室、２階がリハビリ室、食堂、３階が消化器内科の内視鏡室、４階がスタッフルーム（コミュニティスペース）、５階が皮膚科、６階が倉庫。現在のスタッフ数は１４人（うち医師が５人）。
　北川祐介院長は「当病院は外科から整形外科・内科、そして今回の事業承継で３世代にわたり地域医療を担ってきた。病院施設も築５０年を迎え、今回、私ども夫婦で内視鏡カメラ、美容も実施する皮膚科の新領域を導入し、組織、施設ともにリモデルを図る。��信頼でき、相談しやすいかかりつけ医�≠�心掛け、地域の医療に貢献していきたい」と抱負を語る。
　北川祐介院長は、北九州市出身、１９８２年３月生まれの４０歳。福岡大学医学部卒、九州大学病院病態制御内科学医局、北九州市立医療センター消化器内科、九州大学病院総合消化器研究室、済生会福岡総合病院内科医長、福岡中央病院消化器内科医長などを歴任。山城健一前院長の娘婿。
　北川徳子医師は、熊本市出身、１９８５年生まれの３６歳。福岡大学医学部卒、北九州市立医療センター皮膚科、九州大学医学部皮膚科、原土井病院などを歴任。山城健一前院長の次女。