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県内2社目の障がい者雇用促進企業「もにす」認定・・・・トシヒロ

 指定管理者業・警備業の潟gシヒロ(水俣市汐見、坂本敏雄社長)は、障がい者雇用推進の取り組みが優秀な企業に与えられる「もにす」認定を受け、10月17日に認定式があった。
 同認定は「障がい者の雇用の促進等に関する法律」に基づき、障がい者雇用の促進や雇用の安定に関する取り組みが優良な中小企業を厚生労働大臣が認定する制度。2020年4月から開始した制度で、制度名の「もにす」は企業と障がい者が共に進むことに由来。同社は25年前から障がい者を雇用しており、162人の全従業員のうち障がい者は6人で、割合は3・53%。採用した障がい者の離職はなく、定着率は100%。また、2人の障がい者が管理職に昇進し、うち1人は従業員の労働条件の決定や労務管理を経営者と一体の立場として社内の人事に関与している。そのほか、会社の玄関には雨風をしのぐ風除室や、車いす・松葉づえ使用者も利用しやすいようスロープを設置している。障がい者専用の社用車を1台購入し、障がい者の自動車通勤者には職場に近い駐車場を設定することで負担を軽減している点などが評価され、認定を受けた。
 10月17日、熊本市西区春日の熊本労働局(新田峰雄局長)で認定通知書交付式があり、新田局長、坂本社長、坂本祐一常務が出席した。県内では物流・食肉加工の葛、同(合志市栄)に次ぐ2社目の認定。
 坂本社長は「健常者も障がい者も分け隔てなく雇用しており、障害の有無に関係なく高い能力を持っている。認定を機に障がい者雇用をさらに推進していきたい」と話している。
 同社は1975年設立。資本金は2千万円。鹿児島県出水駅周辺施設や出水市の公民館・音楽ホール・文化会館、水俣市の湯の鶴温泉保健センターの指定管理業務を行うほか、警備業や人材派遣業を展開。関連法人に認定こども園運営の社会福祉法人や、外国人技能実習生の管理組合などがある。2023年6月期の売上高は5億円。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年11月30日発行 No.510

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