１５億円を投じて合志工場敷地に新工場・・・・くまさんメディクス

　くまさんグループ（熊本市北区下硯川町、白瀬嗣久社長）の一社で半導体製造装置設計・製造などの�鰍ｭまさんメディクス（同地、同社長）は、合志市栄の合志第１工場隣接地に新工場を建設している。総事業費は約１５億円。24年１月完成、２月稼働予定。
　第２栄工業団地内に22年８月完成した合志第１工場の駐車場敷地に建設しているもの。名称は「�鰍ｭまさんメディクス合志第２工場」。敷地面積約６７００�u、鉄骨造り２階建て、建築面積約４６００�u、延べ床面積約７千�u。同工場は、半導体製造装置などの部品を同社各工場に効率良く配送するための物流倉庫としての機能を主としており、一部部品組立なども行う。自動化対応も検討しているという。従業員は順次増員していき、２０２６年をめどに１５０人程度になる予定。
　また、大津町平川の平川第２工場の建屋増築工事に着手した。現在、同工場北側の敷地約１万�uを取得しており、現在の建屋に接続する形で鉄骨造り一部２階建て（約５千�u）を建設。24年１０月完成、１１月稼働を予定している。総事業費は合志第２工場と同規模となる見通し。さらに、菊池市旭志川辺の用地約２万�uの取得に向けて手続きを行っているという。
　白瀬社長は「半導体はスマートフォン・ＰＣ向けの需要が落ち込んでいるものの、生成ＡＩ（人工知能）向けの需要が伸びている。顧客第一主義でお客さまが困らないように準備していくのが当社の生きる道だと信じて投資を行っている。半導体の景気は来年以降再び復活すると確信している」と話している。