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熊本県から日本リモナイト、エコファクトリーが採択・・・・JICA九州

 国際協力機構(JICA)は、このほど中小企業・SDGsビジネス支援事業(2020年度第2回募集)の採択案件を公表、福岡県から2件、熊本県から2件の計4件が採択された。熊本県から採択された企業は、鞄本リモナイトと潟Gコファクトリー。
 鞄本リモナイトは天然ミネラル阿蘇リモナイトを使用したリサイクル型脱硫システム案件化調査(対象国:マレーシア)、潟Gコファクトリーは高機能換気装置(抗ウイルス)を活用したエネルギー消費効率化に向けた基礎調査(対象国:カンボジア)の案件で採択された。
 同事業は、日本の中小企業の製品・技術の途上国での活用可能性の調査・実証を通し、中小企業の海外展開と途上国の開発促進を目指すもの。2012年度に開始して以降、今回の採択を含め九州地域で延べ82企業(案件)が活用している。今回の特徴についてJICA九州では「@新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、応募件数がコロナ前の半分程度に留まりましたが、その中で前回2020年度第1回募集では1件に留まった採択が、4件採択されたこと、A感染症拡大防止効果が期待される案件(エコファクトリー)が採択されたことが挙げられる」としている。
 「基礎調査」では1件あたり上限850万円(遠隔地域は980万円)で、旅費、外部人材活用費、管理費などの経費を支援する。
 「案件調査」では、1件あたり3千万円(機材の輸送が必要な場合は、5千万円)を上限に、旅費、機材輸送費、現地から日本への受け入れ活動費、外部人材活用費、現地活動費、管理費などを支援する。
 「普及・実証・ビジネス化事業」では1件あたり上限1億円(大規模・高度な製品などを実証する場合は1億5千万円)。いずれも中小企業支援型の場合。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年6月30日発行 No.481

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