エコプロダクツ大賞の国交大臣賞を受賞
　エコファクトリー　輻射式冷暖房装置で

輻射（ふくしゃ）式冷暖房装置製造販売の��エコファクトリー（熊本市水前寺２丁目、村上尊宣社長）はこのほど、エコプロダクツ大賞の国土交通大臣賞を受賞した。
エコプロダクツ大賞は、地球・人間環境フォーラムや産業環境管理協会など４団体がエコプロダクツ大賞推進協議会を発足し主催、環境負荷の低減に配慮した優れた製品・サービスを表彰するもの。０４年に創設された。今年はエコプロダクツ（製品）部門で４件、エコサービス部門で３件が大賞を受賞。エコファクトリーは輻射式冷暖房装置ハイブリッドサーモシステム「エコウィン」で国土交通大臣賞となった。また、農林水産大臣賞は�潟oンダイの「ガシャポンアースカプセル昆虫採集」、経済産業大臣賞は富士ゼロックス�鰍ﾌ「ゼログラフィー複合機＆プリンター」、環境大臣賞は東日本旅客鉄道�鰍ｨよび�鞄�立製作所「鉄道用ハイブリッド車両」で、このほかも大企業が大賞を受賞している。
エコウィンは平行に渡したパイプの中に冷温水を通して室温を調節する仕組み。特徴としては�@一般的な対流式空調機に比べエネルギー効率が高く、輻射・遠赤外線効果で体感温度を上げることができる�A局部的な寒暖の差を生まない�B送風によるほこり巻き上げがなく、マイナスイオンの発生とＶＯＣ（揮発性有機化合物）の吸着分解作用により清浄な空気を保てる�C稼働音が非常に小さい�D燃焼式でないので安全で環境にやさしい―などがあるという。タワー式（縦型）とパネル式（横型）の２タイプがある。
エコファクトリーは１９９６（平成８）年４月設立、資本金は１千万円、従業員は３人。建築設計事務所の�泣鴻Nス（同社長）の関連会社で、県起業化支援センターの今年度投資先企業にも選ばれている。 （佐藤奈）