芦北町高岡でメガソーラー建設に着手
　大林クリーンエナジー　当初計画から規模を拡大

東京都港区の総合建設業・�椛蝸ﾑ組の１００％子会社・�椛蝸ﾑクリーンエナジー（入矢桂史郎社長）は１１月１６日、芦北町高岡の矢城牧場跡地でメガソーラー建設に着手した。２０１３年３月に一部稼働、１４年２月にフル稼働する見通し。
県の「くまもとソーラープロジェクト」の一環として芦北町から選定を受けたもの。当初は約２４・８ヘクタールの町有地を２０年契約で賃借し、出力１万５千キロワットのメガソーラーを建設するとしていたが、現地条件を詳細に調査した結果、借地面積を３２・９ヘクタールに、発電規模を２万１５００キロワットに拡大することになった。これにより、年間発電量は一般家庭６３７０戸分に当たる２２９２万キロワット時になる見通し。
同社では「運営については芦北町に特別目的会社（ＳＰＣ）を設立する。建設工事や維持管理には地元企業を活用するなど、地域に根づいた運営に努める」としている。 （佐藤奈）