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デング熱ワクチン開発に向け助成金の受領契約締結
 化血研 グローバルヘルス技術振興基金と

 一般財団法人化学及血清療法研究所(熊本市北区大窪1丁目、宮本誠二理事長)は、デング熱ワクチン開発に向け、一般社団法人グローバルヘルス技術振興基金(東京)から最大で約3億4500万円の助成金を受ける契約を結んだ。
 化血研は2011年10月にデング熱の弱毒性ワクチン株を持つマヒドン大学(タイ)の協力でワクチン開発を進めている。今回、同基金は化血研が実施中の試作ワクチンの最適化試験の結果を踏まえて正式に補助を決定する。デング熱は、アジアをはじめ約100カ国以上で毎年1億人以上が感染し、数万人が死亡している。国内でも約70年ぶりに感染が確認されるなど世界中で感染者が増加傾向にあるが、有効な治療薬やワクチンは未だ承認されていない。
 同基金は、エイズ、マラリアなど発展途上国で蔓延する感染症に有効な日本発の新薬開発を進めている国際的な非営利組織。日本政府や製薬会社などによる日本初の官民パートナーシップとして2013年に設立した。(櫻木)
週刊経済:2014年9月30日発行 No.1793

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