千葉県市原市に溶解・鋳造設備を設置…不二ライトメタル

　アルミ押出形材・加工品メーカーの不二ライトメタル�梶i長洲町長洲、中重健治社長）は３月２４日、千葉県市原市の不二サッシグループ千葉事業所内に溶解・鋳造設備を設置した。
　今年９月には第２期工事（付帯設備）の完成を予定している。投資額は約２１億円。新設備は、省エネおよび二酸化炭素（ＣＯ２）排出量削減による環境負荷低減を図るとともに、業務の効率化を目的としており、能力は月間２５００ｔ。設備が入る建屋面積は２４４７�u。溶解炉には、排ガスの
熱量を有効利用し省エネを図る「省エネバーナー」を採用し、燃料を３３・６％削減。ＣＯ２排出量は年間５０・４％（１５７４ｔ）削減し、大気汚染物質とされる硫黄分の排出はゼロになる。また、効率化を図るため、溶解炉の材料投入口の幅を従来の２・８ｍから７ｍに拡張。鋳造機（アルミビレット生産設備）を１台から２台に増設した。
　同社は「新設備により、環境負荷低減を図りながら安定した高品質の製品提供と、高効率な稼働による業績向上につなげていきたい」と話している。