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インバウンド誘致強化で台湾モニターツアー・・・・肥後銀行

 肥後銀行(甲斐隆博頭取)は、インバウンド(訪日外国人旅行)誘致強化策の一環として、1月13日から17日まで台湾からの訪日モニターツアーを実施した。
 昨年11月に続き2回目の実施。高雄―熊本便を利用し定員は30人。「熊本/美食・温泉・美景旅」と銘打ち、一般認知度が低い観光名所や体験メニューを楽しめる施設への立ち寄り、地域食材を生かしたこだわりの食事の提供、各地の観光協会や地域住民によるおもてなしが特徴で、インバウンドの地域浸透を狙う内容。
 1日目が、阿蘇くまもと空港着後、宇城市三角町でフルーツ狩り、天草パールラインセンターのブレスレットづくり体験、ホテルでの牛深ハイヤ鑑賞。2日目がイルカウォッチング、昼食(海鮮丼)、熊本城・城彩苑では武将隊の特別演武鑑賞、熊本市内自由行動(買い物)、夕食(あか牛)。3日目が宮崎県のえびの高原、高千穂牧場(都城市、バターづくり体験など)、霧島温泉市場(買い物)、4日目がくま川下り(出発式にくまモン登場)、球磨焼酎蔵・鍛冶屋町巡り、人吉市の宿泊旅館「あゆの里」での歓迎セレモニーでは郷土芸能の「臼太鼓」「手踊り」を披露。5日目は水前寺公園を経て熊本空港から帰国のツアー構成。
 九州フィナンシャルグループ(KFG)の鹿児島銀行も、台北―鹿児島便を利用し同一日程で鹿児島空港発着の鹿児島県内を巡る同様のツアーを実施した(4日目、人吉市の歓迎セレモニーでは合流)。
 KFGでは昨年8月、熊本、鹿児島両県と「地域観光振興に関する協定」を結ぶなど、南九州へのインバウンド誘致強化を進めており、肥後銀行では昨年末、熊本県と共同で観光地域づくりのマネージメント会社鰍ュまもとDMC(社長=村田信一前副知事・熊本空港ビルディング社長)を設立するなど、観光と農業を軸に交流人口の拡大を目指す取り組みを強化している。

鹿児島企業から「くまもと復興応援私募債」第1号を受託

 同行は2016年12月14日、県外の取引先を対象に私募債発行額の0・2%相当額を同行が「熊本文化財復興支援金」に寄付する「くまもと復興応援私募債」の第1号を、鹿児島市の土木・建設資材、住宅設備機器販売会社の潟iカムラ(鹿児島市新栄町、中村研社長)から受託、発行した。
 県外顧客と同行が連携して熊本地震で被災した熊本城や阿蘇神社をはじめとした県内文化財の復旧・復興を支援する仕組みの第1号。発行額は1億円で期間は2年。潟iカムラは1947年、中村金物鰍ニして鹿児島市に設立。52年熊本出張所を熊本市紺屋町に開設(現熊本支店所在地は同市南区流通団地1丁目)。2016年5月期の売上高は109億円、従業員数119人。
_くまもと経済 業界NAVI_:2017年3月1日発行 No.429

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