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秋の叙勲で「旭日単光章」を受賞・・・・イズミ車体製作所の古庄忠信会長

 潟Cズミ車体製作所(大津町岩坂、國武幸弘社長)の古庄忠信代表取締役会長は11月3日、2018年秋の叙勲で「旭日単光章」を県内経済界で唯一受賞した。
 古庄忠信(ふるしょう・ただのぶ)会長は大津町出身、1945(昭和20)年7月17日生まれの73歳、熊本市立実務商業学校(現・熊本市立総合ビジネス専門学校)卒、66(昭和41)年潟Cズミ車体製作所に入社、93(平成5)年から3代目社長、2014(平成26)年8月会長に就任。現在、一般社団法人日本自動車車体工業会副会長・特種部会会長、熊本商工会議所副会頭などにも就いている、趣味は読書、座右の銘は「まごころ」。
 同社は全国トップクラスの検診車、特種車、福祉車両メーカーで最近ではEV(電気自動車)バスの製造にも取り組んでおり、現在、熊本の一部路線で実証実験が行われている。
 受賞にあたって古庄会長は「思えば昭和41年9月に一工員として入社し、アーク溶接、炭酸ガス溶接に初めて触れ、鉄工、鈑金と経験してきた。仕事を覚え5年経ってやっと仕事が面白くなった矢先、会社の経営が思わしくなくなり、急遽、若干26歳の私が役員(取締役)になり、社長を盛り立てて経営していくことになった。その後、わずか2年ほどで経営は軌道に乗り、敷地も狭くなったので、南高江に工場を新設することになった。その時、第一次オイルショックに見舞われ、工場新設計画などは元の木阿弥となり、工期や見積もり額も全て倍近くの数字になったが、それよりも仕事はあるのに材料(鉄板、鋼材、塗料など)が県内のどこにもなくなり、高騰。私は現金を手にトラックを走らせ、九州一円を回って仕事に支障をきたさないように、明け方には会社に塗料や鋼材を届けられるように走り回ったのが昨日のことのように思い出される。この52年間、多事多難があったが、それらの問題をすべて乗り切って来たからこそ、今日の日を迎えられたと思う。多くの人に支えられたことに感謝し、全ての皆様を代表しての受賞と心得ている」と談話を発表した。
_くまもと経済 業界NAVI_:2019年1月30日発行 No.452

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