多良木町と包括的連携協定を締結・・・・熊本大学

　熊本大学（熊本市中央区黒髪、原田信志学長）は１２月２１日、多良木町（吉瀬浩一郎町長）と包括的連携協定を締結した。
　時勢に応じた課題を共有し、それぞれの資源や機能などの活用を図りながら、幅広い分野で相互に連携・協力し、地域社会を共創することが目的。同大は昨年度から内閣府地方創生人材支援制度を活用して生命科学系の教員を地方創生顧問として同町に派遣。地域資源を活用した研究開発を行っており、同協定の締結で大学発ベンチャーの起業や研究所の設立などによる地域貢献に取り組むほか、国、県、町、民間など広範な連携構築を想定した持続可能な地域づくりを推進したい考え。
　また県南豪雨により被災した同町に対し同大の「知」を活用し、災害からの復興を目指した課題解決への取り組みを推進する。当日は同大本部棟で調印式があり、原田学長と吉瀬町長が協定書を交わした。