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九州産交ツーリズムから地域創生事業を譲渡・・・・KASSE JAPAN


 九州産業交通グループの鰍jASSE JAPAN(熊本市中央区花畑町、有元隆社長)は、7月1日付で九州産交ツーリズム梶i熊本市中央区花畑町、塩本仁美社長)から地域創生事業の譲渡を受けた。
 鰍jASSE JAPANは、熊本県が推進する「くまもと県南フードバレー構想」を民間の立場から支援し、地域活性化を目的として県南地域の食材を使ったオリジナル商品開発やブランド化、流通など地域商社として県内外への地域産品の拡販を行っている。
 九州産交ツーリズム鰍ヘ旅行、航空委託事業、地方創生の3つの事業を展開しており、地方創生事業部では、路線バスを使った日帰りバス旅「ロバの旅」を中心とした着地型・滞在型の旅行商品の企画造成、それらの県内外、海外への販売を通じ、熊本の各地域に根ざした観光まちづくり支援につながる事業を展開している。また、商業施設「SAKURA MACHI Kumamoto」でのくまモンビレッジ、上天草市の複合施設「ミオ・カミーノ天草」、阿蘇山上ターミナルの運営を行っている。
 鰍jASSE JAPANでは、従来の「物産」事業に限らず、観光分野での地域活性化へ事業領域を拡大。また、DMO候補法人の認定を受けており、今後、観光事業の拡大と地域商社としての県内外への地域産品の拡販を一体的に運用。さらに九州産交グループの経営資源と地域とのマッチングによる新たな地域活性化に取り組むことで、「観光×物産」が連動した事業モデルの構築を目指している。
 組織体制は、九州産交ツーリズム地域創生事業部から28人を鰍jASSE JAPANに移管し総勢32人規模に拡大した。
 鰍jASSE JAPANの有元社長は、「従来の地域商社としての機能にDMO認定法人の指定を受ければ観光庁など国の観光プロジェクトの委託が受けられる」と地域創生事業の譲渡の狙いのひとつとして上げる。さらに今後の旅行需要の見通しについては「コロナ禍の今は、地域産品のWeb展開とマイクロツーリズムなどが当面の営業展開だが、今年の終盤あたりから国内の旅行需要が回復して来ると思われる。九州産交ツーリズムでも10月9日からは熊本―仙台を結ぶ『震災復興チャーターツアー』などもANAや熊本国際空港などと共同で企画しており、旅行需要の喚起策も展開していきたい」と攻めのタイミングを見定めている。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年8月30日発行 No.483

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