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新型コロナワクチンの成人向け最終治験を開始・・・・KMバイオロジクス

 明治ホールディングス梶i東京都、川村和夫社長)の医薬品事業会社であるKMバイオロジクス(熊本市北区大窪1丁目、永里敏秋社長)とMeiji Seikaファルマ梶i東京都、小林大吉郎社長)は4月20日、開発を進めている新型コロナウイルスワクチンについて、18歳以上40歳以下の成人向けに最終段階となる第V相臨床試験を4月下旬から開始することを発表した。
 また6カ月以上18歳未満の小児を対象にした第U/V相臨床試験についても4月下旬から開始する。5歳未満を対象にした臨床試験は国内初という。
 両社ではウイルスの感染力や毒性をなくして作成する不活化ワクチンによる開発を進めている。承認に向けては国が創設を検討している「緊急承認制度」を活用した早期承認を想定し、今年9月に承認申請を計画。2022年度内の供給開始を目指す。また昨年12月に完成したワクチンの生産設備は5月から稼働を開始する。
 成人向けの第V相臨床試験は、18歳以上40歳以下の1500人を対象に国内とフィリピンで実施。3回接種した際の有効性・安全性について英アストラゼネカ製ワクチンと比較する。また小児向けの第U/V相臨床試験については、生後6カ月以上18歳未満の600人を対象に国内で実施。年齢層別に成人の半量から全量を2回接種し、有効性・安全性を確認する。
 東京都のMeiji Seikaファルマ竃{社で開いた会見で永里社長は「小児向けを含めて全年齢層で安心して使用いただける安全で有効な不活化ワクチンを一日も早く供給できるよう開発を進めていきたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2022年7月30日発行 No.494

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