事業承継マッチング支援申込が大幅増・・・・日本政策金融公庫

　�鞄�本政策金融公庫熊本支店（熊本市中央区安政町、井上訓行支店長）および八代支店がまとめた２０２１年度の事業承継マッチング支援の県内申し込みは２０年度の５件から１１５件で大幅に増加していることが分かった。
　同支援は後継者不在などの小規模事業者と事業の譲受希望者とを引き合わせ、第三者による事業承継を支援する取り組み。県内１１５件の内訳は譲渡希望４９件、譲受希望６６件（うち１２件は創業希望者）。大幅増の理由として、全国規模での同支援の取り組みが本格化しており、経営者の高齢化や新型コロナの影響で譲渡希望に関する相談の増加などがあるという。また、譲受希望者増の理由として、コロナ禍で新分野進出や事業転換を検討する人や、事業を受け継いで創業を希望する人からの譲受希望の相談の増加も影響しているという。
　同熊本支店は「全国１５２支店のネットワークを生かし、県商工会連合会や事業承継・引継ぎ支援センターなど外部機関と連携しながら支援に取り組んでいきたい」と話している。