５億５千万円かけ近見に新社屋建設・・・・千広

　福祉、介護事業の�叶迯L（熊本市東区画図町重富、廣瀬修社長）は同市南区近見１丁目に新社屋を建設している。来年１月に完成し、本社移転を経て２月１日から新事務所で業務を始める予定。
　現在の本社が手狭になったため２倍強のフロア面積を確保、収益性向上や人材育成強化、福利厚生充実などを含めた本社機能の拡大を狙う。総事業費は５億５千万円。場所は国道３号沿い、日吉小学校東側。約２年前に取得した�鞄�條商店本社跡地２２６９�uに鉄骨造り２階建て、延べ床面積９９０�uの社屋を建設している。１階が福祉用具の貸与事業所と倉庫、２階が本社事務所やバリアフリー住宅のショールーム兼社員向けスポーツジム、社員同士の交流スペース、休憩ができるライブラリールーム。１００人収容の大会議室も設け、同室は各種研修会や子供たちを対象としたレクリエーション、福祉用具のショールームなど多目的に活用できるスペースとして地域に開放するという。駐車場は敷地内に最大７０台を収容する。
　廣瀬社長は「新本社の完成を機に今後の事業拡大に弾みを付け、地域に貢献できる企業づくりを目指す」と話している。
　同社は２００３年設立。主力の福祉用具貸与や介護用品販売ほか、グループで有料老人ホームや障害児通所支援など３８事業所を運営している。関連会社を合わせた社員数はパート含め３５４人、今年１０月期のグループ売上高は２０億９千万円を見込む。