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くまもと経済最新号Latest Issue

2013年6月 Vol.384表紙
2013年6月 Vol.384
表紙の人
「浸透してからこそ企業理念、これからも“くつろぎのごちそう”を追求」
副島 隆
(お菓子の香梅 会長)

特集

「新4カ年」2年目、加速する“地域戦略” 熊本県幹部人事

4広域本部長に部長級、「県南フードバレー構想」スタート!

 蒲島知事2期目、2年目がスタートした。「アベノミクス」で経済環境が上げ潮基調にある中、今年度は県南地域に食関連産業の集積を目指す「県南フードバレー構想」の立ち上げや、観光や地域振興など広域的で専門的な性格の業務を従来の地域振興局の管轄を超えて実施するための「広域本部」体制をスタートさせた。昨年、熊本市が政令市に移行し、県内各地域との格差が懸念される中で、本格的に地域振興戦略が加速する。新4カ年戦略の2年目でもある今年は知事部局で部長級に4広域本部長など13人、次長級37人、課長級175人はじめ計1722人が異動、今年度を支える。再任の村田信一副知事と新任幹部13人に意気込みなどを聞いた。

“市街戦”激化へ
熊本市田崎地区でイオン・イズミのNSC(近隣型ショッピングセンター)が競合
交通とコンパクトシティで「益城SC」は調整難航

 熊本市田崎で、流通最大手イオンと広島本社の準大手イズミの近隣型ショッピングセンター(NSC)出店計画が、道路を1本挟んで進んでいる。まちづくり3法改正で、流通の主戦場が郊外大型店から市街地に移り、NSCの出店増加が競合を激化させそうな気配だ。また、ドラッグストアやホームセンターなど、業態を超えた食品販売参入が地場スーパーなどの小売業の脅威になっている。大量出店と業態進化が目覚ましいコンビニ業界も影響を増しそうな気配だ。流通業界の動きを取材した。

表紙の人
副島隆 お菓子の香梅会長
浸透してからこそ企業理念、これからも“くつろぎのごちそう”を追求

 鰍ィ菓子の香梅(熊本市中央区白山、副島孝会長)が昨年11月に販売開始した「人吉球磨ものがたり銘菓 人吉銚子」が好調だ。同社のオンラインショップと人吉店をはじめ人吉球磨地域限定での販売だが約6カ月で4千個を販売。人吉の幼桃を使った和菓子に、人吉球磨の観光名所や物産を紹介する絵本もセットになっている。同社の売り上げ構成は、和菓子が85%、洋菓子が15%。年間通して約300種類の商品を扱う。中でも、「誉の陣太鼓」は総売上高の半分ほどを占めており、販売開始から半世紀を超え通算5億個を販売した。現在、従業員数は405人。お菓子づくりの技術伝承や人材育成にも力を入れている。「くつろぎのごちそうづくりを究めたい」と意気込む副島会長に、今後の展開や文化振興などについて聞いた。

グラビア

■新代表幹事に本松賢テレビ熊本社長
■熊本市内第1号店をオープン  主地盤・水俣の人口減少見据え、熊本都市圏で店舗事業開拓  生活共同組合水光社
■「2便効果」で作業ピッチ揚げるカントリークレーン
  熊本港、今年1〜3月のコンテナ取扱量は4割増に
■蚕を年中生産、繭原料に化粧品など開発へ  峯樹木園
■700人が「阿蘇水掛の棚田」で田植え  肥後銀行、肥後の水とみどりの愛護基金
■大甲橋上手左岸に“第二の長堀”、延長約600kmの親水空間出現
 姿変える白川、「治水」と「親水」両立目指す
■先端医療施設の内部を公開
  動き出す新鳥栖駅前の「サガハイマット」(九州国際重粒子線がん治療センター)
■370人招き創業50周年記念祝賀会  光進建設
■会員大会で「八代でいちばん大切にしたい会社」に4社を選出  八代商工会議所

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インタビュー

中逸博光長洲町長/杉本健二生活協同組合水光社/谷原秀信熊本大学医学部附属病院長
<Watch福岡>
KLMオランダ航空 福岡―アムステルダム線就航
<参院選戦略を聞く>
前川收自民党県連幹事長
鎌田聰民主党県連代表代行
城下広作公明党県本部幹事長
久保山啓介共産党県委員会委員長
中島隆利社民党県連合代表
<フォーカス熊本>肥後銀行 熊本銀行
<Scope>
工藤正也MIKI−500会長(ヒューマン社長)
高見信光エポック・ジャパン社長
松田俊郎熊本大学大学院准教授
<ズームアップ>西川才晶(肥後熊北総合設備)・長谷川勉(熊本高等専門学校)・大下史朗(大下会社保険労務士事務所)・土岐正人(エムファクトリー)・中嶋亜志火(司法書士・行政書士中嶋亜志火事務所)

資料

九州の工場立地動向調査
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