トップ くまもと経済最新号

くまもと経済最新号Latest Issue

2024年2月 Vol.512表紙
2024年2月 Vol.512
表紙の人
「遊園地開業60周年に向け投資加速」
松野 隆徳
(グリーンランドリゾート社長)

特集

表紙の人 松野 隆徳グリーンランドリゾート社長

遊園地開業60周年に向け投資加速

半導体需要で相次ぐ拠点投資
増える倉庫建設 TSMC稼働で荷量増も 県内物流業

 県内で物流各社の拠点投資が相次いでいる。半導体世界大手、TSMC(台湾積体電路製造)進出で今後さらに拡大が見込まれる半導体関連の荷量増を見込んだもので、地場、県外業者ともに動きは活発だ。特にサプライヤーの部品保管ニーズなどに対応した倉庫建設が増えており、今後は県外大手の大規模倉庫建設も含め、動向が注目されている。半導体生産に関わる積み荷の種類は幅広く、様々な分野で需要増が期待されているが、取り沙汰されているTSMC第2工場が実現すれば、さらなる荷量増も見込まれるとの見方も多い。拡大が予想される国際航空貨物を巡る動きなども併せ、半導体需要に沸く物流業界の一端を取材した。

TSMC効果で半導体関連の集積加速
臨空テクノパークに3社  富士フイルムは新たな設備投資

 半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出が追い風となり、県内では半導体関連企業の進出や設備投資が加速している。県企業立地課によると、TSMC進出決定後に結ばれた半導体関連企業と自治体との立地協定は昨年12月末時点で延べ44件となり、企業集積がさらなる集積を生む好循環が生まれている。TSMCの子会社JASMの新工場が生産を開始する2024年。活発化する半導体関連企業の動きを取材した。

IoTやICT活用で省力・業務効率化
実証実験や自治体の支援プロジェクトも 導入・開発進む「スマート農業」

 高齢化の進行や農業従事者の減少などから「省力化」、「人手の確保」、「負担軽減」などが喫緊の課題とされている農業現場。これらの解決を図るため、近年はロボットやIoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)、ICT(情報通信技術)などの先端技術を活用し、省力化・精密化や業務効率化の実現などを推進する「スマート農業」導入の動きが見られている。県内でもベビーリーフ栽培にスマート農業を導入し効率化を図る企業や、農業に参入しIoT やドローンを活用して農業者支援を目指す新会社、産学官で中山間地の栗園や小水田、棚田での労働軽減を図るスマート農業技術開発の実証実験、農業の担い手確保や育成、稼げる・魅力ある農業の構築を目指す自治体のプロジェクトなどが盛んだ。スマート農業がどのような部分を補い、省力・軽労化を進めることができるのか、各々の取り組みやプロジェクト、支援体制などを取材した。

シェアサイクル 24年度から本格導入へ
ゴルフカート型電動車両の実証実験も 多様化する短距離移動手段

熊本市内でシェアサイクルやゴルフカート型電動車両「グリーンスローモビリティ」などの新たな短距離移動手段の導入が進んでいる。これらは、限られたエリアでそれぞれの目的地や到着時間に応じた自由度の高い移動ができることが特徴で、市中心部の回遊性向上やマイカーから公共交通機関への転換を図り、交通渋滞対策の一環としても運用が検討されている。普及が進む短距離移動手段の現状を取材した。

インタビュー

「土地活用に柔軟性、開発誘導へ」
金田 英樹大津町長

「西区にバイオガス発電施設など整備」
永野 順也 永野商店社長

資料

・辰(たつ)年生まれの経営者一覧
・地場法人売上高ランキング
・熊本県の人口と世帯数

くまもと経済は毎月30日前後に発刊。業界や特定企業の動向を知る情報源として、また、事業展開のため の情報・資料として、熊本のビジネスシーンで広く活用されています。

定価:1,892円/年間購読:19,000円