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くまもと経済最新号Latest Issue

2024年9月 Vol.519表紙
2024年9月 Vol.519
表紙の人
「課題解決のためのゴールベース型営業強化」
坂本 俊宏
(熊本銀行頭取)

特集

坂本 俊宏 熊本銀行頭取

課題解決のためのゴールベース型営業強化

“TSMC通勤”で原水駅乗車3割増
県、輸送力強化へ国に要望 豊肥本線と沿線開発

 JR豊肥本線「熊本」〜「肥後大津」間(約22・6q)の利用が増えている。JR九州(福岡市)が8月に発表した2023(令和5)年度の「線区別利用状況」で、原水駅(菊陽町)の乗車人員が前年度比32・6%増の1445人と高い伸びを示した。23年度は半導体生産世界大手、台湾積体電路製造(TSMC)が開所、最寄り駅として通勤利用が支えたようだ。新水前寺駅(中央区)も前年度比8・6%増の5100人と豊肥本線全体でもトップに。利用増を受け、県は7月、豊肥本線の輸送力強化を国に要望、半導体関連のインフラ整備と併せ支援を求めている。菊陽町は「三里木」〜「原水」間に新駅と区画整理事業を計画、同町の原水駅近くでは民間の大型宅地分譲が始まっている。県が計画する空港アクセス鉄道含む、豊肥本線の周辺≠取材した。

樋合島にヴィラ風高級リゾートホテル
上天草市  滞在型観光へ新たな宿泊施設続々

 新型コロナウイルス感染症の5類移行による人流の活発化や円安を背景とした国内旅行の増加に加え、県内では海外定期便の就航・増便によるインバウンド(訪日外国人)需要の復活などが追い風となり、観光産業の回復基調が鮮明になっている。こうした中、熊本を代表する観光地である天草五橋の上天草市大矢野町、松島町では新たな宿泊施設のオープンが相次いでいる。海と山に囲まれた豊かな自然や文化、そして魚介を中心とした食、温泉、マリンアクティビティなど、高いポテンシャルを持つ上天草市の地域資源を活用し、同地域の課題である滞在型観光を創出する核施設として期待される宿泊施設を取材した。

時間有給や在宅ワークで多様な働き方支援
男性の育休取得も増加  女性活躍推進に取り組む地場企業

 少子高齢化が進み、労働力人口が減少する中、女性をはじめ多様な人材が活躍できる環境整備が企業にとって急務となっている。また、世界経済フォーラム(WEF)が6月12 日に発表した2024 年の「ジェンダーギャップ指数」においても日本は146 カ国中118 位と世界に遅れを取り、特に経済・政治分野での男女格差が大きい状況が続いている。多様性確保の足掛かりとなる女性活躍。その推進のために必要な具体策は何か。多様な働き方支援や女性のリーダー育成、男性の育児休業取得促進などに取り組む県内企業を取材した。

特別企画

SDGs・環境特集2024
「SDGsが生み出す地域連携の未来」

インタビュー

TSMC進出、「九州全体の発展に期待感」
吉田 宣弘 衆院議員

令和2年7月豪雨からの復興加速を
山口 裕 県議会議長

進出企業と天工高の連携で人材育成
馬場 昭治 天草市長

道の駅を含むウェルネス拠点施設は26年に開業
浅田 敏彦 荒尾市長

1市4町合併から20年、「山鹿市は一つ」に
早田 順一 山鹿市長

「たらぎ財団」設立で地方創生を推進
吉瀬 浩一郎 多良木町長

ビジネス交流・経済活性化の「熱源」に
湯之上 聡 熊本バスケットボール社長

資料

新設会社一覧

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