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くまもと経済最新号Latest Issue

2025年2月 Vol.524表紙
2025年2月 Vol.524
表紙の人
「特命工事や大型化で完工高100億円突破」
藤吉 一真
(三津野建設社長)

特集

藤吉 一真 三津野建設 社長

特命工事や大型化で完工高100億円突破

“国際定期便効果”で活気づくインバウンド消費
客単価増加 体験型観光にも客足

 九州運輸局が1月に発表した24年の外国人入国者数(速報値)が、初の400万人超えで過去最高となるなど県内でもインバウンド(訪日外国人客)が大幅に増加。商業施設や観光地ではかつてないインバウンド消費で活気づいている。鶴屋百貨店では24年3月〜12月の免税品売上高が前年比2倍に、九州産交リテールが運営する桜馬場城彩苑(中央区二の丸)内店舗の24年度売上高は過去最高を見込むなど好調だ。各施設とも熊本と台湾、韓国などを結ぶ国際定期便の就航効果を主な要因に挙げ、客単価も増加しているという。モノを買うだけではない、体験型のコト消費≠ノも訪日客の足は向く。宮本武蔵の武士道体験や和菓子作りなど、さまざまなコンテンツに消費のすそ野は広がっているようだ。

東京応化工業 25年上期に生産開始へ
富士フイルムは設備増強 本格稼働する半導体関連の新工場

 半導体受託生産世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の第1工場が量産を開始し、第2工場の建設が始まる2025年。県内ではTSMCの進出決定後に自治体と立地協定を結び建設を進めていた半導体関連の新工場や研究開発施設が本格稼働し、サプライチェーン(供給網)の強靭化が加速する1年となりそうだ。一方、生成AIなど先端半導体の需要拡大を見据えた県内企業の設備投資も相次いでいる。活発化する半導体関連企業の動きを取材した。

変化する読書スタイル ブックカフェ続々
リアル書店は企画力で集客

 昨今の読書離れやインターネット通販、電子書籍の普及などで来店者が減少し、書店の閉店や経営悪化が課題となる中、コーヒーや軽食を楽しみながら本が読めるブックカフェが相次いでオープンしている。一方、既存書店では、取り扱い書籍の絞り込みや書店員が選書するサービス「ブックカルテ」などに取り組み、熊本県書店商業組合では24 年11 月に全国初の「プレミアム付き図書券」を発売するなど、書店への来店を促す施策を展開中だ。新しくオープンしたブックカフェと既存書店に話を聞いた。

特別企画

2025新年会グラビア 飛躍の年へ

インタビュー

・県内総生産額は過去最高の6兆9750億円
 中本 秀二 地方経済総合研究所常務理事

・県下トップの出生率で人口「1万人」を維持
 森本 完一 錦町長

・エンタメ業界と連携「賑やかな過疎」へ
 草村 大成 高森町長

・「くま川鉄道」全線再開向け駅前整備
 長谷 和人 湯前町長

・戦後80年「靖国問題を問い直す」
 野田 毅 日中協会会長(元衆議院議員)

資料

・熊本県の人口と世帯数
・新設会社一覧

くまもと経済は毎月30日前後に発刊。業界や特定企業の動向を知る情報源として、また、事業展開のため の情報・資料として、熊本のビジネスシーンで広く活用されています。

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