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くまもと経済最新号Latest Issue

2024年10月 Vol.520表紙
2024年10月 Vol.520
表紙の人
「グループ売上高は33億円に」
畑野 栽寛
(マシン・アイランド グループ社長)

特集

畑野 栽寛 マシン・アイランド グループ社長

グループ売上高は33億円に

需要拡大 地場2社が自社最大工場
「くまさんメディクス」「マイスティア」積極投資 半導体関連製造

 県内で半導体関連製造業の設備投資が相次いでいる。世界的な半導体需要の高まりに半導体受託生産世界大手、台湾積体電路製造(TSMC)の進出表明が後押しし、動きが加速している。くまさんメディクス梶i熊本市)や潟}イスティアといった地場関連企業も自社最大工場を建設するなど拡大する半導体製造装置需要に積極投資で応じている。TSMC進出表明から3年、この間に県内への立地を決めた県内外企業の投資が今年に入り、形になってきているのも特徴だ。用地など進出の受け皿不足が指摘される中、菊陽町は9月、TSMC南側一帯で25㏊規模の工業団地に向け調査に入る意向を表明。今後の新規進出や立地企業の投資に少なからず影響を与えそうだ。投資の一端を取材した。

鶴屋免税カウンター、半期で前年利用者数に到達
23年の外国人宿泊者数は延べ約100万人に 好調なインバウンド

 新型コロナウイルスの収束による入国規制の緩和や円安を背景に、回復に転じたインバウンド(訪日外国人客)。観光庁の宿泊旅行統計調査によると、23年の外国人延べ宿泊者数が約100万人と、コロナ禍前の19年を上回った。24年になってもその好調な状況は続いており、鶴屋百貨店では、免税カウンターの利用者数が24年3〜8月の上半期で約1万2千人に達し、23年度1年間の利用者数を超えた。11月にはアシアナ航空が約8年半ぶりに熊本―ソウル便の定期便を再開する予定で、訪日客のさらなる増加も見込まれる。観光地や商業施設の免税カウンターなどにその現況を取材した。

加藤神社の新社務所に披露宴会場
熊本駅東側には大手式場が初出店 設備投資相次ぐブライダル施設

 熊本市中心部で新たな結婚式場の開業や既存施設のリニューアルといった設備投資が相次いでいる。ブライダル市場は人口減少や少子高齢化による結婚適齢期世代の減少に加え、未婚率の増加、経済不況・晩婚化で入籍をしても挙式・披露宴を行わない「ナシ婚」の増加など、婚礼組数の減少を背景としたマーケットの縮小が顕著となり、事業者間の2極化も進んでいるという。さらに、コロナ禍による社会環境の変化で本質的な価値を重視する傾向が強くなるなど結婚式に対する価値観も大きく変化し、その対応も喫緊の課題だ。自社の強みを前面に打ち出し、他社との差別化やブランディング強化に向け設備投資を進める関連施設を取材した。

特別企画

スクール特集2024

インタビュー

「ニュークラシックホテル」掲げ顧客層拡大へ
奧地 大祐 熊本ホテルキャッスル社長

TSMC効果取り込み、企業誘致を促進
藏原 隆浩 玉名市長

「やまえ栗」GI登録でブランド向上
内山 慶治 山江村長

企業支援、住まいの確保に注力
橋 周二 南小国町長

25年度から山村留学をスタート
市原 正文 産山村長

移住策の充実で女性減少率が改善
木下 丈二 五木村長

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