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くまもと経済最新号Latest Issue

2024年3月 Vol.513表紙
2024年3月 Vol.513
表紙の人
「原水地区一帯で大規模市街地整備」
吉本 孝寿
(菊陽町長)

特集

表紙の人 吉本 孝寿 菊陽町長

原水地区一帯で大規模市街地整備

九州縦軸3都基盤整備/熊本市・福岡市・鹿児島市
熊本市役所本庁舎建て替え 候補地にNTT桜町ビルなど4カ所

 熊本地震を受けた調査で耐震性不足が指摘され、建て替えの是非が議論されている熊本市役所本庁舎を巡る動きが大きく前進した。市は2月13日、本庁舎に求められる機能と在り方などを調査する市議会の「庁舎整備に関する特別委員会」(大石浩文委員長)で、建て替え候補地を現庁舎敷地一帯や城東町、桜町、白川公園の4カ所の中から絞り込む方針を初めて示した。現庁舎は熊本城の目の前という景観を半永久的に確保できる希少性の高い土地であり、古いビルの建て替えを促す「まちなか再生プロジェクト」とともに、今後のまちづくりの基盤となる開発が望まれている。「建て替え」を前提に議論が進む市役所本庁舎の動きを中心に、中心市街地のまちづくりの現状を取材した。

九州縦軸3都基盤整備/熊本市・福岡市・鹿児島市
大型開発活況で相次ぐ「新ビル」 「 アジアのリーダー都市」へ熱帯びる天神・博多駅エリア

 福岡市の「天神駅」や「博多駅」周辺では、同市が進める大規模再開発事業「天神ビッグバン(BB)」や「博多コネクティッド」が進み、そのまちなみが変わりつつある。両エリアでは制度を活用して更新期を迎えたビルを建て替え、都心部の機能を高めるほか、新たな空間や雇用創出、回遊性向上などを狙う民間企業の投資が活況。天神BB ではすでに開業した「天神ビジネスセンター」や「福岡大名ガーデンシティ」のほか、西日本鉄道が建設中の「(仮称)新福岡ビル」などが進む。一方、博多コネクティッドでは西日本シティ銀行の本店建て替えプロジェクトやJR 九州の博多駅空中都市プロジェクトなどが進行し、同市が掲げる「アジアのリーダー都市」実現に向け、その熱を帯びている。両エリアでの開発状況や今後の展望、オフィス空室率の推移や地下鉄七隈線の延伸で変わる動きなどを取材した。

九州縦軸3都基盤整備/熊本市・福岡市・鹿児島市
新幹線20年、駅オフィス人口は2千人超に 鹿児島市中心市街地再開発

 04(平成16)年の九州新幹線部分開業から20 年、鹿児島市は高速大量輸送機関のターミナル効果を取り込み、街並みが刻々と変化している。中でも鹿児島中央駅(同市中央町)一帯は「商業」「オフィス」の集積が進み、商業施設「アミュプラザ鹿児島」を開業したJR九州は昨年4月、駅西口初の複
合ビルを開業した。駅東口を本拠地とする総合商社の南国殖産鰍ヘ、新幹線開業を機に3棟のビルを相次いで開発。現在ビルのオフィス人口は2千人を超え、新たな人の流れを生み出している。同社は市中心部で鹿児島初の外資系ホテル「シェラトン鹿児島」を中核とする総事業費計約500億円の再開発事業も手掛けている。今回、新商業施設開業で人出が戻る天文館や県が新総合体育館を整備するウォーターフロント地区など、鹿児島のまちを駆け足で取材した。

特別企画

「LEADERS2014」
熊本のリーダー群像137人 次代へTSUNAGU(つなぐ)

インタビュー

「周辺地域と一体のまちづくりを」
久我 彰登 熊本商工会議所会頭

「回遊の輪集積し“距離”の近い街へ」
田中 智之 熊本大学大学院教授

「『駅』『天文館』『港』を結ぶ回遊策検討」
下鶴 隆央 鹿児島市長

「再開発、地元企業として主体的に参画」
永山 在紀 南国殖産代表取締役会長 グループCEO

「地域経済活性化が最大のミッション」
伊牟田 均 南国ホテルズ社長

資料

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