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くまもと経済最新号Latest Issue

2005年2月　Vol．284表紙
2005年2月　Vol．284
表紙の人
「開発強化、酪農支援の新たな基盤づくり」
吉田孝壽
(県酪連（らくのうマザーズ）会長)

特集

高利回りで投資用マンションに熱視線

超低金利に活気づく不動産投資

　熊本市内で投資向け賃貸マンションの建設が増え始めている。長引く超低金利下で、ひときわ高いともいえる１０％近い高利回りが、投資家の心をとらえているようだ。投資手法は一棟買いが大半だが、マンションを証券化し、その金融商品に投資する新しいスタイルも出始めている。業者は利回りを出そうと、入居率が見込め高収益を生む好立地を追う。今や外資も投資マーケットとして照準に据えるといわれる熊本。投資用マンション建設に不動産投資の現状を垣間見る。

”富士フイルム効果”に膨らむ期待

新工場と関連設備に１千億円超の投資
　
　富士写真フイルム㈱（東京都港区）は昨年１１月、菊池郡菊陽町に液晶ディスプレー用部品の新工場を建設すると発表した。今春の着工、２００６年末の操業開始を予定し、稼動後は段階的に増設する計画だ。投資額は１千億円を見込み、具体的な計画発表を前に波及効果への期待が高まっている。誘致の背景や予想される波及効果を取材した。

私募債、協調融資で多様化する資金調達

企業の資金調達が多様化している。土地を担保に資金を借り入れる間接金融が一般的だった調達手段も、近年では大きく変化。私募債の発行やシンジケートローン（協調融資）など市場型間接金融を利用する企業も目立ち始めている。これは安定的な借り入れ条件や対外的な信用力向上などが期待できるといった企業側のメリット、取引先のニーズに沿った商品を提案し、収益拡大を目指す金融機関の双方のニーズが一致した側面が強い。

市営バス民営化、共同運行を

熊本都市圏の公共交通再編に向け

　熊本都市圏の公共交通問題を考える「自動車・バス・電車が主役のまちづくり円卓会議」（座長＝坂本正・熊本学園大学学長）の市民メンバーは、利用者の減少で経営が悪化している路線バス事業の再生に向けた提言をまとめ、１２月２２日、潮谷義子知事と幸山政史熊本市長に提出した。提言は熊本市交通局の民営化や民間３社による共同運行など公共交通システムの抜本的な再構築を求める内容。坂本座長は、「民間バス事業者の経営努力は限界に来ている。このままでは新幹線が来る前に都市圏交通は厳しい状況に置かれ、福岡と対抗するどころではない。行政は真剣に検討して、一歩踏み出してほしい」と話している。６５ページから市民メンバーの発言要旨。

郊外大型店に危機感募る中心商店街

包囲網迫り連合化で対抗

経営破たんした寿屋、ニコニコ堂に代わり県内で勢力を競い合うイオングループ〈千葉市）とイズミ〈広島市）。両社を中心に熊本都市圏を包囲するような郊外型大型店の出店攻勢を受け地元商店街は危機感を募らせている。８０万人ともいわれる商圏人口を抱える熊本市の中心商店街でも「パイの奪い合いは確実」と、これまでしのぎを削り合った各商店街が中心部の一体的な連合協議会を立ち上げ、共同イベントを計画するなど対抗策に動き出した。郊外型大型店と中心商店街の攻防、その前哨戦を探った。

グラビア

玉名バイパス　新玉名大橋　　０７年度末供用開始に向け、工事着々と
「宇城市」、新「山鹿市」が誕生　　
　　　宇城市ー人口6万4千人に　　　山鹿市ー面積は県内トップに
中央診療棟の工事本格化　　　　熊本大学医学部付属病院　
２００５年新年会　　飛躍の年へー経済人ら集う
　　　熊本経済同友会/熊本商工会議所
　　　熊本産業貿易振興協会/熊本県中小企業団体中央会
　　　熊本県商工会連合会/熊本青年会議所
　　　熊本日日新聞社/熊本放送
　　　日専連グループ/エヌシーくまもと
　　　熊本県建設産業団体連合会/連合熊本
史上最年少の永久シード権獲得・不動選手の快挙を祝う
　　　発起人の島田・雇用促進事業会社長ら
「拙者、”もてなし”が売りでござる」　　
　　　熊本城の「忍者」(観光ボランティア)、城の新たな魅力に
再開発で変貌する熊本市大江地区

 

特別企画

栄工業団地企業探訪（３）熊本中央リース
　　　〃　　　　　（４）西日本酵素

インタビュー

九州産業交通/大和ハウス工業熊本支店/アヴェイル/スリーアイプロモーションズ
瀬口力エスケーホーム社長/剱地一雄熊本国税局長
熊本商工会議所中尾保徳会頭
北里敏明21世紀総合研究所・21世紀防災研究所代表


資料

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九州沖縄地区の元気カンパニー
地場法人女性経営者一覧
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