九州ニュービジネス大賞優秀賞
　エコファクトリー　輻射式冷暖房装置開発で

熊本市水前寺２丁目の環境機器製造・�潟Gコファクトリー（村上尊宣社長）は、同社が開発した輻射（ふくしゃ）式冷暖房装置「ハイブリッドサーモシステム・エコウィン」で九州ニュービジネス協議会（会長＝松尾新吾九州電力会長）主催の「九州ニュービジネス大賞」優秀賞を受賞した。
「エコウィン」はエアコンと比較し約３０％の省エネ効果を実現した冷暖房装置。高効率ヒートポンプを熱源に採用、遠赤外線の輻射による熱移動の原理を応用し、静かでドラフト感がないことなどが特徴だという。個人住宅や医療施設、老人ホーム、公共施設、商業施設向けに販売しており、中国やアセアン域内など海外展開も推進中。
エコファクトリーは１９９６（平成８）年４月設立、資本金は２２００万円、従業員は７人。建築設計事務所の�泣鴻Nス（同社長）の関連会社で、これまでにエコプロダクツ大賞の国土交通大臣賞や経済産業省管轄の公益法人・店舗システム協会主催のジャパンショップシステムアワードでも奨励賞を受賞している。
九州ニュービジネス大賞は、起業家の意識向上のため０４年度から毎年九州の優秀なベンチャー企業を表彰しているもの。今年度はアントレプレナー大賞２社、優秀賞３社、奨励賞１社の計６社が受賞した。 （佐藤奈）