社長に宮�ｱ吉隆常務が就任
　ＪＣＮ熊本　吉本明生社長は退任　

熊本ケーブルネットワーク�梶i熊本市九品寺５丁目）の代表取締役社長に、６月１１日付で宮�ｱ吉隆常務が就任した。また、同日付で新任の取締役に前田貴敏技術部長が昇格した。吉本明生社長は定年により退任した。
宮�ｱ吉隆（みやざき・よしたか）社長は、１９５２（昭和２７）年５月２日生まれ、５８歳。福岡県京都郡みやこ町出身。熊本大学工学部卒。８９年１０月第二電電�梶i現ＫＤＤＩ�梶j入社、２００１年ＫＤＤＩ�鰍≠負c業本部・ａｕ中国支社長、０２年中国総支社長・ａｕ営業本部・ａｕ中国支社長、０３年ａｕ営業本部・ａｕ営業推進部長、０４年ａｕ営業本部・ａｕ関西支社長、０６年ａｕ営業本部・ａｕ営業企画部長、０７年カスタマーサービス本部・カスタマーサービス推進部長、０８年４月ジャパンケーブルネット�且ﾐ長付、０８年６月熊本ケーブルネットワーク�鰹�務取締役。趣味は山歩き。
前田貴敏（まえだ・たかとし）取締役技術部長は、１９６０（昭和３５）年３月２８日生まれ、４９歳。阿蘇市出身。熊本電波高専（現熊本高専）卒。８０年４月日本電気�鞄�社、９０年４月熊本ケーブルネットワーク�鞄�社、９３年管理部技術課長、２００３年技術部長。 
宮�ｱ社長は「前社長は創業社長だったこともあり、すべての決裁は社長に丸投げして判断してもらえばいいといった、社内に甘い空気があった。これからは社員が中心となる会社にしていきたい。放送・通信業界は技術革新が激しく、お客さまの意見も多様化している。現場力を強化して、それらのニーズに応えていきたい」と話している。
同社役員は以下の通り。
▼代表取締役社長　宮�ｱ吉隆▼常勤取締役　前田貴敏▼非常勤取締役　今井達雄、續幸弘

売上高は１７・１％増の３６億５千万円

また同社の１０年３月期決算は、売上高が前期比１７・１％増の３６億５千万円、同経常利益が８０・８％増の１０億３３００万円と増収増益だった。
要因は、数年続けてきた原価削減の効果が出てきたことや、九州新幹線電波障害対策工事に伴うエリア拡張１７１０世帯、地域情報通信基盤整備推進交付金事業として合志市１万２６３０世帯のエリア拡張工事を行ったことなど。また、九州新幹線全線開通に伴う電波障害対策工事および、県営団地、市営団地、郵政住宅の地上デジタル化対策工事を受託し、一部当期に実施した。増収は１２年連続で過去最高、増益は３年連続。３月末時点での有料加入者数は、放送部門が１・４％増の４万１４９９件、通信部門が８・１％増の２万７９５０件、電話部門が２６・９％増の１万９７４６件。当期純利益は、同２・６％減の６億１４００万円。
同社では、１１年３月期は新住宅関係のエリア穴埋め工事を進め、エリアの強化を図る予定で、増収と１０年３月期並みの経常利益を見込んでいる。 （菊池）