博多駅近くの９階建てビルを２２億円で取得
　シティビル　今後、同駅周辺で１〜２棟取得予定

賃貸ビル経営の�潟Vティビル（熊本市新市街、谷�ｱ眞一社長）は、このほどＪＲ博多駅に近い福岡市博多区祇園町の９階建てビルを２２億円で取得した。
不動産ファンド最大手の日本ビルファンド投資法人（東京、ＮＢＦ）が所有していた「ＮＢＦ博多祇園ビル」の信託受益権を３月８日付で取得した。改装工事費などを含めた総投資額は約２５億円。場所は大博通り沿い、博多駅から徒歩８分程度、地下鉄空港線「祇園」駅から同１分程度。建物は、敷地面積１３９４�u、鉄骨鉄筋コンクリート造り９階建て。延べ床面積７４７７�u、総賃貸可能面積５４１５�u。１９９３年の建築。現在、７社（一般事業会社５社、金融機関１社、独立行政法人１社）が入居しており稼働率は８８・３％。新しいビルの名称は「シティ１７ビル」。
同社では熊本市中心部に、事務所ビル、飲食ビル、立体駐車場を計１１棟所有しているが、経営リスク分散と福岡市場の将来性に着目、２００４年から福岡市に進出。現在ＪＲ博多駅周辺に、「シティ１４ビル」（立体駐車場ビル）、「同１５ビル」（旧福岡商品取引所ビル）を所有しており同ビルが３棟目。谷�ｱ社長は、「１０分で福岡空港にアクセスできる博多駅は、九州新幹線開業でさらに交通利便性が高まる。新博多駅ビルも（全線開業と）同時オープンする博多駅周辺の将来性は有望。博多駅まで徒歩１０分圏内のメーンストリート沿いで、『シティ１７』クラスをもう１棟、小型ビルなら２棟程度取得したい」と話している。 （香月）