売上高は前期比２３・５％増の４７１億２９００万円
　平田機工　自動車関連が好調

平田機工�梶i熊本本部・熊本市北区植木町、平田雄一郎社長）の２０１４年３月期連結決算は、売上高が前期比２３・５％増の４７１億２９００万円、経常利益は３２０・３％増の１６億５８００万円、当期純利益は１９５・１％増の８億４千万円だった。
部門別の売上高は、自動車関連生産設備事業では主力の北米向けや中国市場においてパワートレイン関連設備を中心とした案件の売り上げが堅調に推移、３６・３％増の１９７億２８００万円だった。半導体関連生産設備事業では、製造受託案件の一部の受注の遅れなどがあったが、半導体市場の回復によりシリコンウエーハ搬送設備やレジスト塗布装置を予定通り売り上げ、４・８％増の１２５億５３００万円となった。家電関連およびそのほか生産設備事業は、電子部品関連設備およびタイヤ関連設備などを予定通り売り上げたことに加え新規受注などもあり、１４・０％増の８３億４４００万円だった。
２０１５年３月期は連結売上高が２・４％減の４６０億円、経常利益は３９・７％減の１０億円、当期純利益は２２・７％減の６億５千万円を予想している。

取締役に藤原五男執行役員ら

また役員人事では、取締役に藤原五男執行役員事業本部装置事業部長兼第２装置部長と平賀靖英執行役員新事業開発担当兼開発本部担当、本郷仁基執行役員事業本部営業部長、黒田健治執行役員調達本部長兼品質管理担当、市原雄一執行役員事業本部熊本事業部長が就任する。６月２６日付。
藤原五男（ふじわら・いつお）氏は１９６０（昭和３５）年５月５日生まれ、５４歳。８０年平田機工入社、２００３年第３事業部長、０５年執行役員第３事業部長、１１年執行役員事業本部第１事業部長などを経て、１２年４月から執行役員事業本部装置事業部長兼第２装置部長。
平賀靖英（ひらが・やすひで）氏は１９６５（昭和４０）年１月１６日生まれ、４９歳。２００２年トッキ�梶i現キヤノントッキ）入社執行役員技術統括部長兼Ｒ＆Ｄセンター長、０７年平田機工入社半導体ビジネスユニット長補佐兼システム機器部長、０８年執行役員事業本部半導体ビジネスユニット長などを経て、１２年４月から執行役員新事業開発担当兼開発本部担当。
本郷仁基（ほんごう・ひとき）氏は１９５３（昭和２８）年１１月２７日生まれ、６０歳。７７年平田機工入社、２００４年ヒラタコーポレーションオブアメリカ社長、１２年平田機工執行役員事業本部関東事業部長などを経て、今年４月から執行役員事業本部営業部長。
黒田健治（くろだ・けんじ）氏は１９５５（昭和３０）年４月２１日生まれ、５９歳。７４年平田機工入社、２００７年事業本部事業推進部長、１２年執行役員調達本部長などを経て、１３年４月から執行役員調達本部長兼品質管理担当。
市原雄一（いちはら・ゆういち）氏は１９５５（昭和３０）年９月１０日生まれ、５８歳。８０年平田機工入社、９７年ヒラタコーポレーションオブヨーロッパ社長、２００８年平田機工事業本部自動車ビジネスユニット第１営業部長第１営業グループ担当、１２年執行役員事業本部熊本事業部長兼第１営業部長兼第２技術部長などを経て、今年４月から執行役員事業本部熊本事業部長。 （佐藤奈）