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動物用医薬品製造販売の新会社・・・・明治アニマルヘルス

 明治ホールディングス梶i東京都、川村和夫社長)の医薬品事業会社であるKMバイオロジクス梶i熊本市北区大窪1丁目、永里敏秋社長)とMeiji Seikaファルマ梶i東京都、小林大吉郎社長)は4月1日、熊本市北区大窪1丁目に動物用医薬品製造販売などを行う新会社・明治アニマルヘルス鰍設立した。
 両社の動物薬事業を、KMバイオの生産部門を除いて新設分割したもの。社長にはMeiji Seikaファルマの廣瀬和彦前生物産業事業本部長が就任した。本店をKMバイオ敷地内に、信頼性保証や営業企画など一部の本社機能は東京本社に、札幌、仙台、東京、岡山、熊本の5カ所に支店を置く。本店は鉄筋コンクリート造り平屋、延べ床面積201・6u。同社では動物や人獣共通の感染症などについてワクチン、抗菌薬、消毒薬を、コンパニオンアニマル用に麻酔・鎮痛の製品を中心に販売するほか、自社における研究開発も行う。両社による同事業の2020年度売上は約120億円で、国内動物薬市場では5位、畜産市場向けとしては2位となる。従業員数は両社からの出向で112人。出資比率はKMバイオとMeiji Seikaファルマで50・3対49・7。資本金は1億円。
 同日開いた除幕式で廣瀬社長は「コロナが問題になっているが、野生動物では豚熱がイノシシの中で広がっており、養豚業にダメージを与えている。すでに本州の山口県まで迫っている中で、九州に対して大きな責任を持った立ち上げになると捉えており、社会に貢献できる会社にしていきたい」と抱負を語っている。
 廣瀬和彦(ひろせ・かずひこ)社長は愛知県出身。北里大学獣医畜産学部獣医学科卒。91年興和兜x士研究所研究員、92年明治製菓葛Z術サービスグループ研究員、2008年明治製菓鞄ョ薬飼料部販売支援グループ長、12年Meiji Seikaファルマ動薬熊本支店長、16年同動薬飼料部企画・開発グループ長、20年同動薬飼料部長、21年7月同生物産業事業本部長などを経て現職。
_くまもと経済 業界NAVI_:2022年6月30日発行 No.493

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