１８億円かけ工場内に新棟・・・・冨士ダイス

　冨士ダイス�梶i東京都、久保井恒之社長）は南関町の工場敷地内に新棟を建設する。投資金額は１８億円。４月２０日、熊本県庁で立地協定を締結した。
　同社は超硬合金製の摩耗に強い工具や金型の製造販売を行う。自動車部品や精密機械など客層が広く、これまでに約３千社との取引登録（常時取引がある企業は約１５００社）があるという。自動車関連事業が電気自動車にシフトしていることを背景に、モーターやバッテリー関連などで金型の需要が高まっており、今回の増設により生産能力や効率向上、空調設備増強などによる職場環境改善を図る。新棟は平屋建てで、床面積は２１２７�u。既存の工場と合わせると、合計８６１１�uになる。生産能力は現状の約３割増になる予定で、従業員は５人増やす。
　久保井社長は「熊本工場を高付加価値製品製造の主力として、今後もさらなる新しい需要に対応していきたい。また地域から積極的に雇用を確保し、経済発展に貢献したい」と話している。