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南阿蘇村と地域課題解決に関する連携協定・・・・丸美屋

 滑ロ美屋(和水町内田、東健社長)は3月28日、南阿蘇村と地域課題解決に関する包括連携協定を締結した。
 今後両者は同村内の農産物振興を図るため、大豆作付面積の拡大や特産品開発などを協力して行う。また次世代への食育を目的に学校給食で同社製造の納豆提供や、大豆の作付けから豆腐製造までの体験会、工場見学などを実施する。そのほか災害発生時における支援物資提供や高齢者向け食生活改善プログラムへの協力なども予定。
 東社長は「現在南阿蘇村の稲わらから採取した納豆菌を研究するなど、新商品開発に取り組んでいる。復興のために自社でできることを少しずつ進めていきたい」と話している。
 同社は1956(昭和31)年3月設立。お城ブランドで納豆や豆腐を製造している。

サンバラの全株式を取得

 豆腐・納豆製造の滑ロ美屋(和水町内田、東健社長)は2月25日、福岡県久留米市三潴に本社工場を持つ食品製造メーカー潟Tンバラの全株式を取得した。4社目のグループ子会社。社長に丸美屋の家村亨取締役専務が就任した。 サンバラは茶碗蒸しや玉子とうふ、温泉たまごを製造する会社で、年間約9億円を売り上げている。主な譲渡理由は後継者不足で、長年付き合いがあった丸美屋への株式譲渡交渉を昨年の秋ごろから進めていた。当面「サンバラ」のブランドは残しながら、システム導入による事業の効率化や丸美屋の物流ルートを使った販路拡大・低コスト化などを進め、年間売り上げ10億円を目指す。またサンバラの既存設備であるレトルト釜を生かし、レトルト食品の開発、販売を進めていく。
 家村亨(いえむら・とおる)社長は千葉県出身。1967(昭和42)年6月23日生まれ、54歳。95年7月に丸美屋入社後、2013年に関連会社である兜髄o庵社長、17年丸美屋常務など。
 家村社長は「丸美屋では大量生産品の製造を主としているが、サンバラの設備を生かし、今後は小ロットで商品価値の高い商品も製造できる。グループとしてのバックアップにより早期に製造体制を整え、雇用も増やしていきたい」と話している。

熊本城復旧支援金約265万円を寄付

 滑ロ美屋(和水町内田、東健社長)は4月8日、熊本市役所で同市に熊本城災害復旧支援金265万6033円を寄付した。
 同社は毎年、製造する納豆、豆腐製品の売り上げの一部を熊本城の復旧のために寄付している。今回は「復刻版お城納豆マミ」と「復興支援お城とうふトントン奴」の昨年12月1日〜今年1月31日までの販売数量1個につき10円を寄付。また今年から新たに熊本市、丸美屋のイメージキャラクター「ひごまる」と「お城パワーキッズ」のコラボLINEスタンプの販売収益寄付や同社が開催したツイッターリツイート企画の1リツイートにつき1円の寄付も実施した。
 大西市長は「売り上げを熊本城の復旧にお役立ていただきありがたい。厚意を胸に納豆のように粘り強く、復旧に励みたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2022年6月30日発行 No.493

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