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植物が重力を感知する仕組みを解明・・・・熊本大学など

 自然科学研究機構基礎生物学研究所や熊本大学(熊本市中央区黒髪2丁目、小川久雄学長)などで組織する研究チームは、植物が細胞内で重力を感知し、伝達する仕組みを解明したと発表した。8月10日付の国際科学誌「Science」(サイエンス)に掲載された。
 植物は重力を感知し、根や茎の成長方向を変化させる性質を持つ。細胞内でデンプンを蓄積する粒「アミロプラスト」が重力の方向に沈むことで感知するとされている。今回の研究で、チームはアミロプラスト内にLAZY−LINK(LZY)タンパク質が存在していることを発見。また、そのLYZタンパク質がアミロプラストから細胞膜上に移動することで重力を感知することも確認した。
 研究チームは「LZYタンパク質は多くの陸上植物で見つかっている。今後、農作物の改良に役立つ可能性がある」と期待を寄せた。
 今回の研究には自然科学研究機構基礎生物学研究所、埼玉大学、大阪大学、熊本大学が参加している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年10月30日発行 No.509

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