フード・アグリで産学連携拠点開設へ・・・・東海大学と県

　東海大学と県は７月７日、フード・アグリテック分野の研究や商品開発などで連携プロジェクトを立ち上げた。農学部を有する同大学が強みを持つフード・アグリテック分野での新産業創出を目指す。
　来年４月をメドに産学連携の拠点となる「熊本イノベーションセンター」を同大学熊本キャンパス内に開設、大学発スタートアップの事業化支援、同分野のオープンイノベーションの推進、起業家教育を含む地域課題解決の場の提供、空港立地を生かした海外研究連携などの役割などを視野に今後、具体的な検討を進める。７月１日からは外部人材も招いて設立準備室を設置、台湾や国内企業などとの産学連携なども模索する。２２年８月には県、東海大学、熊本国際空港の３者での連携協定も結んでいる。この協定に基づいて同プロジェクトを立ち上げたもの。
　７日には同大阿蘇くまもと臨空キャンパスで連携のセレモニーがあり蒲島知事、木之内均東海大学熊本キャンパス長が出席。台湾工業技術研究院の游鴻修台日業務組長がオンラインで参加し、記者会見を行った。