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神水1丁目にクリーンルーム展示のショールーム・・・・東京都の興研

 防じん・防毒マスク、クリーンルームを製造する興研梶iスタンダード市場、東京都千代田区、村川勉社長)は、クリーンルームを展示するショールームを福岡県久留米市諏訪野町から熊本市中央区神水1丁目に移転、拡張し9月1日にオープンした。
 見学要望の増加に既存のショールームだけでは対応できなくなり、TSMCの菊陽町進出に伴う半導体周辺分野の企業立地増加によるマーケット拡大に注目し、進出に踏み切った。場所は県庁正面ドコモショップ県庁前店跡。移転に伴い、名称を「九州ショールーム」から「熊本ショールーム」に変更した。
 敷地面積は約552u。平屋建てで床面積は約197u。ショールーム内には、同社の気流制御技術とフィルター技術を組み合わせ、世界最高クラスのISOクラス1の空間をつくるオープンクリーンシステム「KOACH(コーチ)」シリーズを展示。KOACHは2015年に内閣府による「第6回ものづくり日本大賞」で内閣総理大臣賞を受賞。ルームタイプの「フロアコーチEz」や、スタンドタイプの「KOACH C 900ーFーSUS」など4機種を展示している。見学は事前に予約が必要。同社のホームページから予約できる。
 前田信哉販売企画セクションリーダーは「KOACHは、高い清浄度の環境を低い消費電力で運用でき、短い工期で設置できるため、多くの企業の役に立てる。県庁前という立地の良さを生かし、進出する半導体関連企業を中心に市場を開拓していきたい」と話した。
 興研は1943(昭和18)年創業。資本金6億7426万円。安全衛生保護具メーカーとして同社が開発した防じんマスクが防じんマスク国家検定合格1号になっているほか、感染対策用N95マスクや防衛省向けマスクを製造・販売。医療・精密機器分野へ多角化。営業所の拠点は北海道、宮城、新潟、千葉、埼玉、東京、神奈川、愛知、石川、大阪、兵庫、岡山、広島、愛媛、福岡。2022年12月期決算は売上高106億400万円。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年11月30日発行 No.510

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