画図町の中の瀬車庫敷地内に本社移転
　熊本バス�梶@新市街のビルフロアは第一生命に売却

旅客運送事業、一般旅行業、自動車学校運営の熊本バス�梶i小掘正人社長）は、１２月２６日に熊本市新市街の熊本バス第一生命ビルから、同市画図町の中の瀬車庫敷地内に本社屋を新築、移転した。
移転先には中央営業所や整備車両基地がありバスが集中することから、本社機能や自動車管理部門を集めることで業務の効率化、コスト削減などを図る。約１万９８００�uの車庫敷地内に、鉄骨平屋建て、フロア面積約２５０�uの社屋を建設し、総務部門を移設。自動車管理部門は、同地にあった中央営業所の建物内に入った。また、旅行事業部は熊本市水前寺公園の熊本ファミリー銀行水前寺支店東側のテナントビルに、熊本バスツーリストビューとして入居した。同店のフロア面積は約１５０�uで、従業員数は１３人。熊本バス第一生命ビルの同社持ち分だった１階、９階、１０階のフロアは第一生命保険相互会社に売却した。１階の待合室部分は、テナントとして存続する。同社では「主要機関を１カ所に集中することで、安全の強化と顔の見える経営を心掛けていきたい」と話した。
同社は１９１２年設立、路線バスは１２７系統を運行、画図、山都町に営業所、甲佐、城南、美里町、御船に出張所を持つ。ほかに、自動車学校や旅行業などを運営。従業員数は２１０人、０５年３月期の売上高は１６億４８００万円。取扱い構成はバス事業が６１％、自動車学校が８％、旅行業などその他の事業が３１％。 （横山）