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天草市牛深町に健康食品製造工場を建設
 大阪市の日本ポリグル梶@6月に着工

大阪市中央区の水処理、健康食品製造販売業・日本ポリグル梶i小田節子社長)は、天草市牛深町に工場を建設する。6月に着工し10月から稼働を始める予定。4月28日に県および天草市と進出協定を結んだ。天草地域への企業誘致は16年ぶり。
納豆菌に含まれるポリグルタミン酸を使用した健康食品の製造工場で、場所は牛深漁協東側。891uの用地に、鉄骨造り2階建て、延べ床面積660uの事務所併設工場を建設する。工場部分の床面積は250u。工場で製造する健康食品は、同社独自の製法で肉汁から抽出したポリグルタミン酸と大麦発酵エキスを使用した清涼飲料水で、工場稼働当初は熊本県内限定で販売し、その後九州、全国へと広げる計画。2期工事として、08年4月までに隣接地を取得し床面積600uの工場を建設、拡販に伴う設備増強をしていくという。2期工事まで含めた総投資額は3億7千万円。従業員は11人でスタートし、36人まで増やす予定。出荷額は初年度が9600万円で、最終的には12億円まで伸ばす。
調印式には小田兼利代表取締役会長、安田公寛天草市長、渡邊昇治県商工観光労働部次長らが出席。天草出身の小田会長は「郷里の天草に工場を建設することができ、非常にうれしく思っている。当社ではポリグルタミン酸を用いた水質浄化剤も製造しており、天草の工場ではこれを応用した赤潮対策などの研究も行いたい。今後は熊本への本社移転も視野に、ますますの技術研鑽や業務拡大を目指す」と話した。
同社は02年設立、資本金は7千万円、従業員は48人。東京、山陰に支店を置くほか、国内にグループ企業7社、アメリカと中国、シンガポールに現地法人がある。5月中にも熊本市内に営業所を開設する予定。05年度の売上高は25億円。 (佐藤奈)

週刊経済:2006年5月9日発行 No.1375

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