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高齢者向け賃貸住宅の管理事業を開始
 明和不動産 介護業務を担う新会社設立

竃セ和不動産(熊本市辛島町、川口雄一郎社長)はこのほど、介護事業を行う新会社を設立し、高齢者向け賃貸住宅の管理事業を開始した。これに伴い、同市大江3丁目の賃貸マンションを改装、7月1日から高齢者向け賃貸住宅として運用開始する。
介護業務を担当する新会社の法人名は鰍ォらる。資本金は2千万円。代表取締役に明和グループ滑ヌ理センターの平塚清人常務が就任、取締役に介護事業の潟Vルキー(同市小沢町)の江ア惠美子社長が就任した。シルキーは2009(平成21)年に設立、訪問介護事業所と高齢者向け賃貸住宅を運営しており、同社と提携することで事業を展開していくという。
7月1日から入居が始まる高齢者住宅の名称は「ロイヤルハイツ熊本」。場所は大江小学校西側。建物は鉄骨鉄筋コンクリート造り8階建て。居室は全90室で、居室の床面積は約28u(風呂なしは25u)。居室の種類は、洋室タイプと和室タイプの2種類。入居要件は、行政が認定する要支援、要介護、自立などの高齢者。希望者には介護の提供が可能で、同社に在籍する介護士が同住宅への常駐、事業所からの訪問により介護サービスを行う。食事は朝、昼、夜と必要に応じて注文可能で、同住宅1階の食堂で提供する。車椅子での移動ができるように全室のバリアフリー化、各部屋に緊急通報システム完備、管理人の24時間常駐など、高齢者にとって住みやすいシステムを整えたという。入居費用は家賃5万7千円、管理費3万1500円、水道料2300円で、合計9万800円。入居時にかかる費用は敷金と仲介手数料、火災保険、前家賃、鍵交換代などで約22万7千円。
同社では今後5年間で、高齢者向け賃貸住宅の管理戸数を500〜1千戸程度まで増やす予定で、それに伴い従業員も300人以上雇用していく考え。
川口社長は「これからさらに進む高齢化社会を見据え、高齢者に安心、快適な住環境を提供していきたい。生活保護制度を受けられない方の支援につながれば。高齢者向け住宅を含めたコンシェルジュ付き賃貸住宅の管理という新たな商材を確立したい」と話している。
(中嶋智)
週刊経済:2011年6月28日発行 No.1628

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