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玉名市のパナソニック跡地に飲料水工場
 名古屋市の愛知通商 60人を新規雇用

名古屋市の食料品など輸出入・愛知通商梶i岡範彦社長)は7月、玉名市岱明町に飲料水工場を開設する。6月17日に玉名市と立地協定を結んだ。
旧パナソニックコミュニケーションズの工場(鉄筋コンクリート造り平屋建て、床面積3300u)を賃借、3年間で3億円投資し製造ラインを敷く。工場敷地内にはパナソニックの従業員の飲用などに使われていた井戸が3本あり、この井戸から汲み上げた水を加熱・殺菌し、自社ブランド「肥後の天然水」として製品化する。「肥後の天然水」は500ミリリットルと2リットル入りペットボトルで、西日本のドラッグストアやコンビニエンスストアなどで販売する予定。コンビニエンスストアなどとOEM契約を結ぶ計画も進んでいるという。従業員は地元を中心に60人を新規雇用。売り上げは初年度12億円、最終的には年商36億円を見込んでいる。
同社では「敷地内で採取できる水は硬度38mg/Lと軟水で、飲みやすい。震災の影響で需要も多いため、販売が期待できる。4〜5年後には海外への輸出や美容水としての開発などにも取り組む計画だ」と話している。
同社は名古屋市のパチンコ部品メーカーの関連会社で、2009年6月設立、資本金は700万円、従業員数は5人。今回が初の工場開設となる。 (佐藤奈)
週刊経済:2011年6月28日発行 No.1628

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