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サステナビリティ・リンク・ローンで2社に融資・・・・肥後銀行

 肥後銀行(熊本市中央区練兵町、笠原慶久頭取)は3月31日、関連会社のJR九州FGリース梶i福岡市)および肥銀リース梶i熊本市中央区国府1丁目)とサステナビリティ・リンク・ローン(以下・SLL)の融資契約を締結した。
 SLLは昨年4月に取り扱いを開始。融資先が定めた社会課題解決を目的とした年度ごとの高い目標(SPTs)における達成状況と融資条件を連動した融資手法。達成度に応じて金利などを優遇する。今回、SLLでJR九州FGリースに1億円、肥銀リースに3億円を融資。両社とも融資期間は3年で運転資金に活用するという。SPTsはJR九州FGリースが今期と来期の再生可能エネルギー・省エネ機器および医療・福祉向けの新規契約額、肥銀リースが今期と来期の再生可能エネルギー・省エネ機器および林業向けの新規契約額。 SLLの取り扱いに関しては第1号案件として昨年11月30日、叶ホ崎商店(荒尾市高浜)と融資契約を締結。肥後銀行をアレンジャーとしたシンジケートローン52億5千万円のうち29億円がSLLに該当し、同社は同市大島に建設を計画している廃棄物焼却施設「有明クリーンセンター」の事業資金に充てる。融資期間は同センター稼働後17年。SPTsは県内廃棄物の年間受入量。
 同行は「SLLの取り扱いを通じ、顧客のSDGsやESGに配慮した経営をサポートしていきたい」と話している。

銀行店舗跡にコンサル営業拠点

 また同行は4月4日、銀行店舗跡に資産運用や信託、相続などの相談業務を担うコンサルティング営業拠点を開設した。
 同行は昨年4月にスタートした3カ年の中期経営計画に基づき、大規模な店舗再編を進めており、移転統合後の店舗跡に同行の新たな営業形態として設けたもの。資産運用や信託、相続、事業承継などの相談拠点として旧大江支店(熊本市中央区大江4丁目)に「プライベートバンキングプラザ大江」、旧山鹿支店(山鹿市山鹿)、旧田中町支店(八代市田中西町)、旧本渡北支店(天草市今釜町)には「ひぎん相談プラザ山鹿」、「同八代」、「同天草」をそれぞれ新設した。営業時間は平日午前9時〜午後5時。
 また同日、住宅ローンをはじめとした各種ローンの相談拠点として光の森支店(菊陽町光の森1丁目)、荒尾中央支店(荒尾市荒尾)に「ひぎんローンプラザ光の森」、「同荒尾中央」を併設したほか、旧田中町支店には「同八代」を新設。水道町支店4階の「個人総合コンサルティングプラザ水道町」(熊本市中央区上通町)、福岡支店2階の「同福岡」(福岡市中央区大名2丁目)は「ひぎんローンプラザ水道町」、「同福岡」にそれぞれ名称を変更した。営業時間は平日が午前10時〜午後6時、土・日曜日が午前10時〜午後5時。
_くまもと経済 業界NAVI_:2022年7月30日発行 No.494

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