売上高は１１・７％減の１４８億２２００万円
　平田機工中間期　純利益は３億９８００万円

平田機工�梶i熊本本部・植木町、米田康三社長）の２０１１年３月期中間期の連結業績は、売上高が１１・７％減の１４８億２２００万円、経常利益は７７・６％減の５４００万円、中間純利益は５２・９％増の３億９８００万円だった。
自動車関連生産設備やフラットパネルディスプレー（ＦＰＤ）関連生産設備事業において受注が遅れたことなどで売上減となった。純利益は、前期に貸倒引当処理をした売掛金の入金による貸倒引当金戻入益１億８６００万円などにより増加した。
部門別にみると、自動車関連生産設備事業は北米向けの大型案件を受注したものの国内市場の設備投資は依然低迷、２２・６％減の１２億６４００万円となった。ＦＰＤ関連生産設備事業は、国内の売り上げが低調だったことに加え海外案件受注の遅れなどにより、７６・９％減の２２億２３００万円と苦戦。半導体関連生産設備事業は半導体市場が回復しメーカーの設備投資が増加、大型製造受託案件を予定通り計上したことなどで、１０９・８％増の３０億１６００万円だった。物流機器・家電関連生産設備事業は、前期から受注していたタイヤ業界向けの設備の売り上げおよび家電業界向け設備の計上で、１３１・０％増の６０億９５００万円となった。

通期の連結業績予想を上方修正

また同社は、今年５月に公表した通期の連結業績予想を上方修正した。受注残高が高い水準にあることに加え、さらに受注の増加を見込んでいるため。
修正後の売上高は当初予想より１７・６％増の４００億円、経常利益は同２００・０％増の３億円、当期純利益は同３００・０％増の５億円。 （佐藤奈）