保田窪１丁目のかっぱ保育園を建て替え
　河童福祉会　来年４月オープン予定

社会福祉法人・河童福祉会（熊本市保田窪１丁目、丸山育子理事長）は、同地の「かっぱ保育園」の立て替えを現在行っている。新園舎は来年４月にオープンの予定。
園児増員と園舎修繕のため、敷地内に鉄骨造り３階建て、延べ床面積約１３５０�uの園舎を新たに建設。室内は高齢者などに配慮したバリアフリー構造となっている。園舎構成は１階に地域交流の場としての多目的ホール、食堂、事務室。２階に０、１、２歳児室。３階に３、４、５歳児室、相談室などを設ける。要所に床暖房を設置し、３階には男性保育士の更衣室やトイレを備えている。また、改築に伴い定員を１５０人から１８０人に増員する。保育時間は午前７時から午後７時まで（土曜日は午後６時まで）で休園日は日曜、祝日。
同園は１９５６（昭和３１）年６月に季節保育所として発足。スタッフは３１人。乳幼児の保育に加え、地域活動事業として世代間交流、異年齢児交流、育児講座なども行っている。同園の硯川和歌子園長は「昭和５４年築の旧園舎は多角形型のホールを囲んだ保育室の配置や、全国で初めて午睡室と食堂を設置するなど非常に特徴のあるものだった。別れるのは名残惜しいが、スタッフが充実している今なので、新園舎でも新しいかっぱの『保育』が展開できると思う」と話している。  （堀）